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辞書の「嗜好品」から除外されたタバコ

タバコは身体に悪いということは、ほとんどの皆さんがご存じです。

私の経験上は「からだに悪いですよ」とお伝えするだけでタバコをやめてもらえることはありません。タバコを吸う人たちは「タバコを吸う自由・権利」について訴えられます。

「酒とタバコ」はよく「嗜好品(しこうひん)」の代表とされてきました。日本の代表的な辞書である岩波書店の『広辞苑』で「嗜好品」は「栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物」とされ以前はその例として「酒・茶・コーヒー・タバコの類」となっていましたが、2018年から「タバコ」がはずれました。

その理由は『喫煙は「趣味・嗜好」ではなく「病気」、つまり喫煙はニコチン依存で喫煙関連疾患の合併も多く、喫煙者は「患者」であるという認識を基本としている』とのことです。つまり「吸いたくて吸っている!」嗜好品ではなく、「やめられなくなっている」依存症であるということです。

半分開いた本とノートパソコンのイメージ写真