肺がんについて
我が国で肺がんは、がんの中でも患者数が多く、また肺がんで亡くなる死亡数も多いことが長年問題になっています。
手術や薬物療法などの治療法は年々進歩していますが、やはり早期発見が大事です。
本格的な治療は呼吸器内科・外科、腫瘍内科、放射線科などがそろった病院レベルで行われるので、当クリニックでは早期発見や治療後のフォローアップが大きな役割と考えています。

低線量CT検査について
CTはX線を使って胸部全体を撮影し、数十枚の断面図を作画した検査です。肺がん検診用として、通常診療で実施されるCT検査より放射線量を少なくした撮影を低線量CT検査と呼びます。
国立がん研究センターは、ヘビースモーカーに対する低線量CT検査での肺がんの検診が、肺がんの死亡率を明らかに減少させることを2025年に報告しました(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0425/index.html)。
新しい肺がん検診の提案
国立がん研究センターによる2025年時点の有効な肺がん検診は以下の様になります。
タバコを吸わない人/時々吸う人 ⇒ 胸部レントゲン検査 1年に1回
タバコをたくさん吸う人/たくさん吸っていたが止めた人⇒ 40-49歳、75-79歳:胸部レントゲン検査 1年に1回⇒ 50-74歳 低線量CT検査、禁煙指導
当院のCTで胸部レントゲン検診の精査やCTドックを
CT検診は肺が細かく見えるのですが、被ばく量や過剰診断など、その有効性が議論されてきました。
被ばく量が少ないCTで検診を行うことで、肺がん発生の危険性が高いヘビースモーカーで早期発見による死亡率の減少が確認されました。
健診で胸部レントゲン検査で精密検査を指示された方や、肺がんが心配な方は、ぜひ当クリニックを受診してください。
CT肺ドック・健康診断・予防接種
CT肺ドックが受けられ、アレルギー検査・健康診断・予防接種にも対応しております。
CT肺ドック・健診・予防接種