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- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
日々の生活で気になってしまう“いびき・睡眠時無呼吸症候群・生活習慣病”について
- いびきに合併することが多い睡眠時無呼吸症候群の検査がご自宅で行えます
- 睡眠時無呼吸症候群の治療にCPAPが導入されたら、後はオンライン診療で通院の負担を軽減できます
- 外出先でも快適に使用できる軽量コンパクトな国産CPAP「ムラタCPAPMX(村田製作所製)」が使用できます
- 睡眠時無呼吸症候群に合併することが多い、高血圧や脂質異常症(コレステロール)などの生活習慣病の診療も併せて行ないます

睡眠時無呼吸症候群
「いびきがうるさいと言われる」「眠りが浅く朝起きてもスッキリしない」「日中に強い眠気におそわれる」などが気になる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
この病気は単に眠りが浅いだけでなく、睡眠中に何度も息が止まることで、一時的なからだの酸素不足が起こり、脳や心臓、血管に大きな負担がかかっています。
また、代謝に関わるホルモンも影響を受けるので、糖尿病のリスクも上がるといわれています。つまり睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気などの自覚症状に加え、睡眠の質が知らぬ間に命に関わる病気のリスクを高めています。
原因はいろいろありますが、肥満のため首回りの脂肪が多く気道が狭くなったり、寝ている間に舌がのどに落ち込んで空気の通り道を塞いだりする「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」というタイプが多いです。
肥満が原因であれば痩せることで症状は改善する可能性がありますが、短期間ではなかなか難しいと思われます。まずは睡眠時無呼吸症候群かを検査で調べることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群の検査
検査としては、まずご自宅での「簡易検査」を行います。
検査日をご指定いただき、その日にあわせてご自宅へ検査機器をお送りします。一晩検査機械を装着していただき、睡眠中の呼吸状態、酸素の状態、無呼吸やいびきの回数などのデータを記録します。検査終了後は検査機器を宅配便で送り返していただきます。
検査結果で睡眠時無呼吸症候群の程度が数値化され、重症度が一目でわかります。重症と判断された場合は、直ちにCPAP(シーパップ)などの治療を検討しますが、無呼吸の回数が中等度で簡易検査だけでは治療の必要性が判定できない場合は「精密検査」へ進みます。
従来は入院しての検査が必要でしたが、当院では条件があえばご自宅で精密検査を行うことも可能です。
軽量コンパクトなCPAP
閉塞性無呼吸症候群の治療では、多くの場合CPAPという呼吸補助装置を装着して睡眠していただく治療を行っています。
これは、睡眠中に持続的に空気を送り込む装置で、息が吸いやすく、また気道が閉塞しにくくなるので、睡眠の質を改善させ心臓や血管への負担も減ります。
CPAPの装置は年々改良されており、当院では旅行や出張にも持参して快適に使用できる軽量コンパクトな「ムラタCPAPMX(村田製作所製)」も使用できます。外出時には片手で持てるサイズの画期的な国産CPAPの器具です。
CPAPは睡眠時無呼吸症候群を根本的に治すものではないので、肥満の解消などを目指しながらCPAPの定期的なデータ確認を続けていく必要があります。
当院では頻繁に通院しなくてもよいようにデータを遠隔で確認できる体制とオンライン診療の併用で、働き盛りの方も多いこの病気のための通院負担を軽減する体制を整えています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

ムラタCPAP

睡眠簡易検査

睡眠時無呼吸症候群の在宅精密検査[チェスト株式会社]
生活習慣病
高血圧、脂質異常症、糖尿病など
呼吸器疾患と生活習慣病は一見関連が少ないように思われますが、実は深く関係しています。まずタバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる力が強く、若い時から高血圧の方には喫煙者が多いです。またニコチンは動脈硬化も促進させると考えられ、心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞なども心配です。
睡眠時無呼吸症候群は肥満の方も多く、糖尿病や脂質異常症の方が多くなります。さらに睡眠時無呼吸症候群自体が心臓や血管に負担をかけるため、やはり高血圧や心臓・脳血管の病気に注意が必要です。
このように呼吸器の病気と生活習慣病を同時に抱えておられる方がたくさんおられます。当院は呼吸器疾患のみならず、生活習慣病に対しても診療を行います。もちろん生活習慣病だけの方も安心して受診してください。
生活習慣病の方は長期にお薬を服用される方も多く、通院期間が長くなりがちです。状態が安定されている方は、通院回数を減らすためにオンライン診療もご提案できますので、お気軽に相談してください。
